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ふらっぷ通信

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就労アセスメントが無くなる!?

これを聞いて驚く方がどれくらいみえますでしょうか??


ふらっぷでは今年度の就労アセスメント、現状15名の受付をさせて頂いています。

受付当初はまだ厚労省からの情報がありませんでしたが、情報が出てからのお申込みの方全員に聞きましたが、全員の方が知りませんでした。

今回、今後重要となってくると考えられますので、ふらっぷの考えをお伝えします。


正確には、

名称を、就労アセスメントから「就労選択支援(仮称)」に変わるという事が厚労省で議論されている情報です。

まずは、障害者就労についてまとめていきます。


【障害者就労についての現状・課題】

○障害者の就労支援は、雇用施策と福祉施策がそれぞれの政策体系や政策目的を持ちつつ、連携も図りながら進めており、就労系障害者福祉サービスから民間企業への就職が増加すると共に民間企業における雇用者数も着実に増えている。

○障害者の就労能力や一般就労の可能性について、障害者本人や障害者を支援する者が十分に把握できていない為、適切なサービスに繋げられないのではないかという指摘がある。

○就労系障害福祉サービスは、原則、一般就労中の利用は想定していないが就労中の企業における支援と就労系障害福祉サービスによる支援の連携を強化する。

○障害者就労に携わる人材について、雇用・福祉分野の基礎的な知識やスキルが不十分である。加えて就労継続支援A型は、これまでの指定基準の見直しや報酬改定等を通じて、課題への対応を図ってきたが、在り方や役割について実態を踏まえて整理を進める必要がある。


【基本的な考え方】

○就労アセスメントは一般就労の可能性を、一定の基準を設けて「判定」するものではありません。本人の能力のみを評価することでかえって選択肢を狭めることにならないよう、どのようなサポートがあれば本人の望む働き方が実現するかという視点も重視していきます。

○就労アセスメントの手法を活用して整理した情報に係る書面作成・提供・関係機関等の意見交換を行うことにより障害者自らが選択する事・選択できるようにしていく事を目指して必要な支援を行う新たなサービス(就労選択支援)を創設すべきとされています。

○対象者の就労能力や適性を評価するだけのものでなく、就労するに当たって必要な支援や配慮を整理することを含むものとします。


簡単にまとめてみましたが、少なくとも、厚労省は、

雇われて働く能力や意欲があるのに、漫然と福祉サービスの利用にとどまる人がいると判断。本人の目標や望ましい就労環境を明確にして、本人の選択を支える必要があるとみているそうです。


すっごく簡単に表現すると、、、

今のままだと就労について不足する点があるから、これからは変えていこう!という事です。


ふらっぷへの実際の相談例では、、、、、相談機関、学校等の機関からの助言として、

就労はまだ早いからA型、B型から始めよう。

就労するには生活リズムが整ってから。

就労するにはスキルが不足している。

と、判断されている方が非常に多いという事です。


間違っているという事はありませんが、上記のような情報が主体になっていないか?その他の情報が発信しているか?就労について、卒業後だけではなく、1年後、5年後や二十歳や親亡き後の事を考えて助言しているかどうか?です。勿論それらの助言について、明確な根拠を示して説明しているかどうかになります。


少なくとも、就労アセスメントや不登校等の他、ふらっぷには年間50件以上の新規のご利用者様が見えますが、沢山の選択肢で悩んでいる方よりも、希望と異なる助言等を受けても、就労を諦めたくないという事で相談に来られる方がとても多い印象です。

就労移行支援事業所や就労支援機関でも、最新の情報からこれからの事を考え、計画していく事には一定の労力を必要として、各専門機関との連携のもと就労支援をさせて頂いています。偏った情報にならないようにする事で、本当の意味での「就労選択」が必要と考えています。

今後、将来について沢山の情報、沢山の機関との連携、沢山の就労から、本人、ご家族の選択支える事が出来るように努めていきたいと思います。


★就労選択支援について、創設までの経緯やこれからの支援、具体的に知りたい方はお気軽にお問い合わせください。



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